txt2imgを使う(プロンプトとネガティブプロンプト)

Stable Diffusion

「Stable Diffusion Web UIを導入できたけれど項目が多すぎてなにをしていいのかわからない」
「Stable Diffusion Web UIの基本的な使い方を軽くおさらいしておきたい」

この記事は、そんなあなたのためのガイドです。

この記事では次の内容について解説します。

txt2imgのプロンプトとネガティブプロンプトについて

プロンプトを理解するには、とりあえず画像を生成してみるのがわかりやすいと思います。

まずは以下の文字をプロンプトに入力して画像を生成して見ましょう。

scenery, castle with towers, digital painting, sharp focus, sky, cloud, water, ocean, blue tones, daylight, best quality


以下のような画像が生成されました。

プロンプトには生成される画像に含まれてほしい要素を入力します。
上の例では

風景画、塔のある城、デジタルペイント、しっかりあったピント、空、雲、水、海、青いトーン、ベストなクオリティ

という要素を指定しています。

プロンプトには推奨される順序があります。
※この順序は推奨であって必ずそうしなくてはならないものではありません。
※使用するモデル(checkpoint)によって順序が変わることがあります。
1.ビュー/ショット
2.主題(詳細付き)
3.メディア
4.解像度/詳細用語
5.スタイル参照(アーティストの参照を含む)
6.追加の詳細(背景、環境など)
7.メインのカラーテーマ
8.照明/影
9.品質用語(DeviantArtでのトレンド、例:best image:1.5など)

上の例にあてはめるとこうなります。
1.scenery
2.castle with towers
3.digital painting
4.sharp focus
5.今回は特に指定しませんでした
6.sky cloud water ocean
7.blue tones
8.daylight
9.best quality

プロンプトには重み付けという要素もあります。
プロンプトの中で重視する要素を指定する方法で複数の記述法が存在します。

上の例で雲をしっかり描いてほしい場合はこのように記述します。

(cloud:1.5)

逆に雲を控えめに描いてほしい場合はこのように記述します。

(cloud:0.5)

重み付けをコントロールしたい要素をカッコでくくり:のあとに数字を付けて重みを指定します。
この書式では0.5から1.5までの数字を0.1きざみで指定できます。

また別の記述法ではカッコの数で重み付けを増す方法もあります。

(cloud)
((cloud))

上のようにカッコを増やしていくごとに重みが*1.1増します。

(cloud)=(cloud:1.1)
((cloud))=(cloud:1.21)


逆にカッコの数で重み付けを減らす方法もあります。

[cloud]
[[cloud]]

こちらではカッコを増やすごとに重みが*1.1減ります。

[cloud]=(cloud:0.9)
[[cloud]]=(cloud:0.82)

どちらの方法もカッコの最大数は3です。それ以上の値は画像に歪みが生じる可能性が上がります。

ネガティブプロンプトには生成される画像に含まれてほしくない要素を入力します。

今回は特に指定しませんでしたがクオリティに関しては以下のような文字を入力することがあります。

low quality, worst quality, out of focus, ugly, error, jpeg artifacts, lowers, blurry, bokeh

低品質、最低品質、ピントズレ、醜い、エラー、jpeg圧縮ノイズ、より低い、ぼやけた、ボケといった意味です。

また人物画では以下のような文字を入力することがあります。

 bad fingers, bad hands, missing fingers, extra digit, bad legs

指の不良、手の不良、指の欠け、余分な指、脚の不良といった意味です。

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